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世界のナンバープレート

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シニア・コンサルタント

佐藤 大二郎

日通総研ニュースレター ろじたす 第18回ー③

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【Global Report】世界のナンバープレート

9月中旬にリオデジャネイロでのオリンピック・パラリンピックが終了しました。いよいよ次は2020年の東京オリンピック・パラリンピックですね。この期間はいろいろと交通規制がかかることも予測されますので、通勤や仕事で車を利用されている皆さんにも何かしら影響がでてくることと思います。もちろん、物流も影響を受ける可能性があるので、その点は少し心配です。

東京オリンピック・パラリンピックと車の関係といえば、普段何気なく目にしているナンバープレートもちょっと目を引く存在になるかもしれません。もうじき2020年オリンピック・パラリンピック東京大会特別仕様のデザインを施した自動車のナンバープレートが、期間限定で交付されるようになるからです。具体的なデザインはこれからですが、図柄入りナンバープレートは、既にアメリカ、オーストラリアを始め、アジアやアフリカ諸国では実際に使用されていますので、出張や旅行に行かれた方は「あ~あれのことか!」と思い出されるかもしれません。

しかしながら、多くの国が図柄入りナンバープレートを使っているわけではありません。例えば、アセアンで見かけるのはタイ、フィリピンくらいではないかと思います。他の国はオーソドックスなデザインで、具体的には黒色背景に白文字を使ったり、白色背景に黒文字を使ったりしています。ナンバープレートのサイズは、日本と同じようなサイズのものもあれば、ヨーロッパのような横長サイズのものもあります。国によっては、新車や中古車を輸入する関係上、異なるナンバープレートのサイズを併用しているところもあります。

また、国によってナンバープレートの文字や数字の使い方、表示の仕方はまちまちとなっています。
このような中、アセアンでは、国境を越えて2国間を車で自由に行き来できるクロスボーダー輸送が注目を集めており、既に多くの国で車での2国間の行き来が始まっています。今後は、右側/左側通行、道路標識、免許制度はもとより、車の技術基準の違いといった壁を乗り越えて、EUのようにアセアン域内を自由に車で行き来できる時代がまもなく来るのではないかと思われます。

そのとき、アセアン各国のプレートがそのまま存続するのか、EUのように統一されたデザインに変わるのか、はたまた中国と香港のようにダブルプレートとなるのか、興味が持たれるところです。

そうそう、余談ですが、日本と同じ右ハンドル左側通行のインドでは、左側のサイドミラーを付けずに走っている車も結構あります。各国の車文化は奥が深いですね。

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表:色別ナンバー対応表
※車の用途によって背景や文字色はことなります

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